月粗鋼生産

10月粗鋼生産 29カ月ぶり前年割れ 環境激変 業界に「危機感」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000037-fsi-ind

11月20日8時4分配信フジサンケイ ビジネスアイ日本鉄鋼連盟が19日発表した10月の国内粗鋼生産量(速報値)は1010万トンと、前年同月比で2.7%の減少となった。単月での前年割れは2006年5月以来29カ月ぶり。前月比では0.1%の微増と高い生産レベルを維持したものの、住宅市場の低迷を受けて建築用汎用鋼材などの落ち込みが影響した。08年度下期は、新日本製鉄が期初計画から100万トン規模、JFEスチールが上期実積に比べ約50万トンの減産に踏み切る方針を打ち出しており、なお下振れする可能性が高い。世界的な景気後退が、昨年度は過去最高を更新した国内鉄鋼生産にも影を落とし始めている。粗鋼生産を製法別にみると、主に鉄鉱石から自動車用高級鋼材などを製錬する転炉鋼は、前年同月比0.2%減の763万8000トンとほぼ前年並みを維持した。一方、鉄スクラップを主原料に建築向け鋼材などを造る電炉鋼は9.7%減の246万トンで2カ月連続の減少となった。鋼種別でも、高付加価値の特殊鋼生産は10カ月連続の増産だったのに対し、汎用品である普通鋼は29カ月ぶりに減少に転じた。普通鋼の中でも、ビル建設などに使われるH形鋼生産は37万6000トンと、前月比で5.1%、前年同月比では10.7%という減少幅となった。こうした中、電炉最大手の東京製鉄は12月契約の製品販売価格を全品種で1トン当たり5000円引き下げると流通商社に対して発表した。11月契約分では、主原料の鉄スクラップの価格下落もあり、過去最大の値下げを行ったばかりだが、同社は「顧客の買い控えが収まらない状況。円高の影響で中国などから安い輸入鋼材が流入する危険も高まっている」と説明する。鉄鋼の主力ユーザーを取り巻く環境は、米欧発の金融危機と世界的な株安によって一段と厳しくなっている。自動車は日米欧で需要が急速に減少。中国やインドなど新興国でも増加の勢いに陰りがみられ、自動車大手各社は一斉に減産計画を打ち出している。また、日本造船工業会によると、10月の日本の造船受注量は前年同月を8割下回っており、新興国の成長に伴う造船活況は踊り場を迎えている。マンション市況も浮上のきっかけをつかめていない。こうした状況を踏まえると、追加減産の可能性は大きいが、新日鉄宗岡正二社長はその必要性について「現在は混乱の極み。状況を見極めるにはまだ時間がかかる」としている。最終更新:11月20日8時4分

[引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000037-fsi-ind:title=Yahoo[産業(フジサンケイ ビジネスアイ)]]]
ここ4ヶ月ほどの動きは異常ですね。鉄くず、鉄スクラップは7万円から4分の1程度まで暴落しています。買い控えがすすみ、さらに景気下ぶれリスクが高まっています。GMが倒産したなら影響は300万人とも言われています。
いよいよまずい事態と言えそうです。
鉄くずの相場 spdr ゴールドシェア 金相場 推移 鉄くずの暴落、一体どこまで続く? 鉄くず 買取